2021/08/21 15:39

たくさんのお菓子屋さんがある中、それぞれにお店のこだわりってあると思います。

その追求したこだわりが、そのお店の味ですよね。

当店にも小さなこだわりは色々ありますが

その"こだわり"について気ままに書いていこうと思います。


第一弾は

ガレットブルトンヌ


私がこのお菓子に初めて出会ったのはもう大人になってからでした。

ただの厚焼きクッキーだと思って食べたんです。

確かに厚焼きクッキーに間違いないんですが、この時の私には衝撃でした

こんな美味しいクッキーが世の中にあるのか!?と思うほどで

今思えば、これが初めての発酵バターとの出会いだったのかもしれないですね。

それ以来、好きな焼き菓子は?と聞かれたら、迷うことなくガレットブルトンヌと答えるほど、私の中では特別な存在になりました。

それだけに、ガレットブルトンヌはこうあってほしいというこだわりが生まれたのかもしれません。


ガレットブルトンヌはフランスのブルターニュ地方のお菓子。

ガレットという言葉は平たい丸いものを表していて、本来はもっと薄い形のサブレだそうです。

日本でお馴染みになってるこの形はパレブルトンという名前になるようですがガレットブルトンヌの方が馴染んでしまってますよね


ガレットブルトンヌは普通のサブレに比べてバターの量が多いんです。

そこに発酵バターを使うので、美味しいわけですね!

ただ、これだけバターが多いと生地は扱いにくくなります。

サクサクに焼き上げるためには、常に生地の温度を上げないように、キレイに伸ばし、型で抜き、卵を塗り、模様を入れ、セルクル(形が崩れないようにするための丸い型)をはめて焼き上げます。

生地の状態を見ながら、冷蔵庫と冷凍庫をうまく使って作業します…


そして、この生地を伸ばす時の厚さや抜き型のサイズ、セルクルのサイズにもミリ単位のこだわりがあったりします。

この辺はお店ごとに違うと思いますが、数ミリ変わるだけでイメージが変わってしまうんです。

量産しやすいアルミケースは使わず、セルクルで焼く事にこだわったのも、余分な油脂分を落として、サクサク感を大事にしたかったから…

つや出しの卵の塗り方もキレイに仕上げるための細かい気配りがあったりします。

普通の型抜きクッキーと比べたら、手間と時間がかかります。


これだけ丁寧に作っていますが、それでもキレイなガレットブルトンヌを作るのは難しいと感じるほどで

美しいガレットブルトンヌを売ってるお店を見つけると、思わず見入ってしまいます。

伝統あるフランス菓子には美学がありますね。


意外と手間がかかるガレットブルトンヌですが、個人的に特別な存在なので、商品に入れさせていただきました。


なぜ王道のプレーンを入れなかったのか?

その辺の話はまた追々…(*´`*)