2023/01/11 21:17





昨年はマルシェ等のイベント販売にも活動を広げてまいりましたが、その活動を通して感じたのが、グルテンフリーや糖質制限、白砂糖不使用など健康の事を考えたお菓子がすごく増えているということ。

安心して甘いものを食べたいという需要が急激に増えているのを体感しています。


「罪悪感がないお菓子」などというフレーズもよく耳にしますが

数年前と比べたら、お菓子のサイズもひとまわり大きいものが主流となっていて、安心できる素材のお菓子なら、安心してたくさん食べられるという心理にも繋がっているのかなぁと感じています。


そもそも、食べることに罪悪感を感じるのは悲しいことだなぁなんて思ったりもするのですが….世の中の人達がどのくらいお菓子やデザートを食べているのか?

そんなことをふと疑問に思ったりしている今日この頃。

食習慣そのものに個人差はありますが、時代の流れも感じます。


「お菓子中毒」「砂糖依存症」「マイルドドラッグ」などという言葉があるくらい、お菓子など特に甘いものに対する依存性は強いものだと言われています。

お菓子中毒には砂糖だけではなく、小麦や油、塩などの食材の依存性も含まれてくるそうですが、砂糖類の中でも特に白砂糖や果糖、人工甘味料は摂取すればするほど脳内でドーパミンなどの伝達物質を出し続ける作用があり、食べ飽きるということがなく、徐々に摂取量も増え続けるとのこと。

もっともっと!まだ足りない!って体が要求するようになるんですね。

本当にドラッグと同じだなぁと思います。


たしかに、アメリカでは日本であまり見られないようなケタ違いの肥満で治療をする人達がいますが、元々は食育がきちんと受けられていなかった環境が背景にあると聞きました。

どんなものを食べてそこまでになるのかというところで、要因の一つに「スイーツを食事代わりにしている習慣」があったのを思い出しましたが

このお菓子中毒のメカニズムを知り、摂取量がどんどん増えていくというのはこういうことなのかと、この二つの話が繋がった瞬間でもありました。


お菓子中毒に陥っているかどうかも、あまり自覚はないそうで、気になる方はネットでセルフチェックしてみるのもいいかもしれません。

毎日何かしらのスイーツや清涼飲料水など口にしている習慣があれば、一歩踏み入れている可能性が高いそうなので、症状が進む前に習慣を見直すのもいいですね!


私自身のお話をすると、こんなお菓子と向き合う仕事をしていますが、お菓子を食べる量って実はそれほど多くありません。

お菓子やパン・麺類なども毎日食べる習慣はなく、スイーツに関しては一週間くらい口にしないこともあります。

時々食べるからこそ、スイーツも粉物も好きなんだろうなぁと思っています。


意外と日本人の食習慣なのですがこのくらいの取り入れ方だと、お菓子中毒のチェックをしても引っかからないようです。


私にとって、「お菓子は毎日食べるものではない」ということが大前提にあって、その上でお菓子を作っています。


お菓子屋さんをしながら、お菓子を制限するような話になってしまいましたが、お菓子の存在がもっとポジティブなものになってくれたらいいなぁと思っています。

少なくとも、食べて罪悪感を感じることがなくなってくれたらと

お菓子中毒に陥ることなく、体もですが、心も健康的に…上手く生活に取り入れられるようなお菓子を提供していけたらいいなぁと思います。

何事もバランスが肝心ですね。

上手に取り入れれば、日常を豊かにしてくれるものだと思います。



時々コーヒーやお茶のお供に洋菓子るぽのお菓子を一つ

その量でその日のおやつが満足できれば、おそらくお菓子中毒にならない程度に、上手く生活に取り入れられている目安になるかもしれません。


砂糖依存になっていない方にちょうどいい味に仕上がっていると思います⁎ᵕᴗᵕ⁎ )︎